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むかしむかし、雪深い山奥に、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
正月のお餅を買うお金を作る為、おじいさんは自家製の笠を売りに町へ出かけました。
おじいさんが地蔵峠の前を通って町へ向かうと、地蔵の頭の上に...
むかしむかし、おじいさんが山で竹をとっていると、1本の竹がピカピカと光り輝いていました。不思議に思い切ってみると、竹の中にはかわいらしくて小さな女の子が。これは神様からの授かりものに違いないと思い、女の子を「かぐや姫」と名付けました。
かぐや姫はおじいさん、おばあさんに大切に育てられ、それは美し...
むかしむかし、貧しいですが心の優しいおじいさんとおばあさんがいました。
ある日、おじいさんが町へ出かけたところ、田んぼの中で罠にかかった一羽の鶴を助けました。
その夜、大雪の中「道に迷ったので泊めていただけませんか」と...
昔、ある山奥に親子三人が暮らしていました。
ある日、お父さんが油を買いに村へ行く途中で、子供たちに棒でたたかれている一匹の狐を見つけました。可哀そうに思ったお父さんは、狐を助けそのまま逃がしてあげました。
その後、油を買い家に帰っていると、急にあたりが暗くなり、華...
むかしむかし、雪深い山奥に、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
正月のお餅を買うお金を作る為、おじいさんは自家製の笠を売りに町へ出かけました。おじいさんが地蔵峠の前を通って町へ向かうと、地蔵の頭の上に雪が積もっていたので雪を払ってあげました。
おじいさんの傘はまったく売れず、仕方がないので家に帰ることにしました。おじいさんはまた地蔵峠の前を通り、地蔵の頭の雪を払って売れ残った笠を地蔵の頭にかぶせてあげました。
その夜、おじいさんとおばあさんが寝ていると何やら物音が聞こえました。慌てて外へ出てみると、そこには米や野菜などがたくさん置いてありました。遠くに去っていく峠に地蔵の姿が見えました。
こうしてふたりは幸せな正月を迎えることができました。
むかしむかし、おじいさんが山で竹をとっていると、1本の竹がピカピカと光り輝いていました。不思議に思い切ってみると、竹の中にはかわいらしくて小さな女の子が。これは神様からの授かりものに違いないと思い、女の子を「かぐや姫」と名付けました。
かぐや姫はおじいさん、おばあさんに大切に育てられ、それは美しい女性に成長しました。
美しいかぐや姫の噂は瞬く間に広がり、5人の立派な若者から結婚を申し込まれました。結婚をする条件として、「仏の御石の鉢を持ってきてください」と言いました。その他の若者にも、燕のこやす貝、火ネズミの皮衣、蓬莱の玉の枝、龍の頸の玉を持ってくることを条件に挙げましたが、誰も果たすことができませんでした。
やがて十五夜が近づくと、かぐや姫は月を見ながら泣いていました。
おじいさんとおばあさんが泣いている理由をたずねると、かぐや姫は月の都の者であり、八月の満月の夜に月から迎えがやって来ることを打ち明けました。おじいさんとおばあさんは、月の使者からかぐや姫を守りましたが、まぶしい光を放つ使者を退けることはできず、かぐや姫は月の都へと帰っていきました。
むかしむかし、貧しいですが心の優しいおじいさんとおばあさんがいました。
ある日、おじいさんが町へ出かけたところ、田んぼの中で罠にかかった一羽の鶴を助けました。
その夜、大雪の中「道に迷ったので泊めていただけませんか」と、可愛らしい娘が訪ねてきました。おじいさんとおばあさんは、快く娘を泊めてあげ、次の日もまた次の日も大雪で、娘は家中の掃除や食事の手伝いなどをしながらしばらく泊めてもらいました。
ある日、娘は「決してのぞかないでください」と言い、はた織りを始めました。はたを織り始めて3日が経ち、娘は美しい錦を織り上げました。おじいさんがその錦を売りに町へ行くと、通りかかったお殿様が高い値段で買ってくれました。
その後も娘は何枚も美しい錦を織り上げていきました。
そんなある日、おばあさんは見事な布を織る娘のことが気になり、はたを織っているところをのぞいてみると、そこに娘はおらずやせこけた一羽の鶴が長いくちばしで自分の羽毛を引き抜き、糸にはさんではたを織っていました。
おばあさんは慌てておじいさんにこのことを伝えると、その晩、娘はおじいさんとおばあさんに「隠していても仕方ありません。私はおじいさんに助けられた鶴です。ご恩を返したいと思い、娘になっていましたが、正体を見られたのでもうお別れのときです。」と言い、一羽の鶴になって空に舞い上がりました。
おじいさんとおばあさんは、娘が織った錦を売ったお金で、幸せに暮らしました。
昔、ある山奥に親子三人が暮らしていました。
ある日、お父さんが油を買いに村へ行く途中で、子供たちに棒でたたかれている一匹の狐を見つけました。可哀そうに思ったお父さんは、狐を助けそのまま逃がしてあげました。
その後、油を買い家に帰っていると、急にあたりが暗くなり、華やかな嫁入り行列が現れました。誘われるがまま結婚式に出席し、その夜は花嫁の家に泊まる事にしました。
寝床を準備してくれた花嫁は、「決してこの長持ちの箱の中を見ないで下さい」と念を押しました。しかしどうしても箱が気になってしまい、こっそり箱を開けると中には鏡が貼ってありそこにはキツネの顔が映っていました。何のことやらわからないまま眠りにつきましたが、翌朝目を覚ますと自分の顔がキツネになっていました。こんな姿では家にも帰れないと、お父さんは花嫁の家に置いてもらう事になりました。花嫁は大変喜び、毎日たいそうなおもてなしをしてくれました。
三年が経った頃、お父さんは家に残してきた奥さんと子どもの事が気になり始めました。泣いて引きとめる花嫁に別れを告げ、お父さんは顔を見られないようにしながら、家に帰りました。
しかし、家に帰ったお父さんの顔は、キツネではなく人間の顔で、三年と思っていた月日も実は三日しかたっていませんでした。子供たちから助けたキツネが恩返しのつもりで、花嫁に化けておもてなしをしていたようです。